2009年02月13日

無題

つい 先日おばあちゃんが亡くなった。


おばあちゃんは、特別優しくもなければ、ちゃんとした人でもない。


ただ、お母さんがいなくなったあと、私と妹たちの面倒を見てくれていた。



口の悪いばばあだった。
寂しがりで、すぐに拗ねる。
B級グルメが好きで、お世辞にも上品とは言えなかったけど、わりと美人で、昔は宝塚へ入るのが夢だったらしい。 



悪運が強く、戦争中も地震の時もケガひとつしなかったばばあだ。



いつも当たり前のようにそこにいたし、
入退院を繰り返したけど結局元気に戻ってきていた。


だから不思議でならなかった。



葬儀の時、なぜ私の父親が喪主をしているのか。
なんで私と妹が喪服を着ているのか。

壇の上の、おばあちゃんの写真は目が開いていて、棺の中のおばあちゃんは、目をとじていた。


斎場で名前を呼ばれた時も、そして今も、ふと思う。
立ち止まって はて、と巡らす時がある。


最後の病室で
心拍と呼吸を計る機械をつけられたおばあちゃんにみんなで、「まだ、じいちゃんと手を繋がれないんよ」と話しかけた。

葬儀が終わって、斎場で骨を拾いながら、おばあちゃんの薬指に二つあった指輪、
みんなで探したのになくなっていた。

きっと持って行ったんだろう。



いまだ宙に心があるような。ふと我に帰るような、なんとも言えない心持ちですが、

なんとなく
「そういうことか」
と思っている。
posted by roco at 17:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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